桜島火の島祭り2018!明治維新150周年を祝う豪華ゲストと6000発の打ち上げ花火をレポート

桜島火の島祭り2018!明治維新150周年を祝う豪華ゲストと6000発の打ち上げ花火をレポート

夏の風物詩、花火。7月~8月にかけて、全国各地で花火大会が開かれています。私は花火に対してそれほど執着していない(毎年ぜったい見たい!というのはない)のですが、鹿児島6泊7日の旅でたまたま桜島でお祭りが開催されると知ったのでお邪魔してみました。

その名も桜島火の島祭り。明治維新150周年を記念し、特別ゲストに歌手の城南海さんが登場するという豪華っぷりです。それではさっそく、鹿児島県は桜島で開催された火の島祭りをレポートしていきます!

フェリーに乗って桜島へ

(桜島フェリーから見える桜島)

地元住民の方にとっては生活に欠かせない桜島フェリー。薩摩半島方面から桜島に上陸するには、鹿児島湾からフェリーに乗船しなければなりません。

桜島行きのフェリーは後払いなので、約15分おきに出発する船にそのまま乗船。やはり大きな祭りなのか、15時くらいに乗船しても着物姿のカップルがちらほら見られました(うらやましい…!)

日常的に利用する方にとってはなんてことない光景ですが、約15分間の移動中、窓からは常に桜島が見えています。

 

(同日に開催されていた『第13回自衛隊みなと祭り』)

これは次の日のニュースで知ったのですが、同日28日と29日の2日間、北ふ頭では第13回自衛隊みなと祭りが開催されていました。白い制服ってなぜあんなにもかっこいいのでしょう。

 

(桜島フェリーの内観)

船内の様子です。これはおそらく船によって違うので、上の写真は一例。3人掛けくらいのソファーが並んでいる船もありました。テレビ放送もあるので、確実に電車よりも快適です。ドリンクホルダーまでついてる…!

 

(海風に吹かれながら桜島を眺められる)

気分によって、こんな豪華なテラスみたいなところ(正式名称がわかりません)でお喋りしてもOK。私は興奮してここから海や桜島を眺めていたのですが、みなさん当たり前すぎるのかほとんど船内で座っていらっしゃいました。

自動販売機が常設されていて飲食もできるので、途中でのどが渇いても我慢する必要はありません。やはり電車より快適です。

桜島には茶色いコンビニが…!

(一年に一度の『桜島火の島祭り』)

約15分乗船して、ついに桜島に上陸! ゲートをくぐるときに乗車料金160円を支払います。なんて安いんだ。勝手に片道400円くらいすると思っていたので拍子抜けしました。海見たさに乗るだけでも価値があるのではないでしょうか。

 

(茶色い看板のファミリーマート)

今回火の島祭りが行われたのは、桜島多目的広場。乗船した人の多くが会場に向かっていたので、私もそのあとについて行くことに。上の写真はその途中でなぜか道に迷ったときに見つけたコンビニなのですが、なんと緑や青で彩られる部分が茶一色!

予備知識なしで行ったので驚きましたが、これは桜島の景観を崩さないよう考えられた色なのだそう。火山をイメージしていることは言うまでもありません。もちろんこのほかにもコンビニはありますが、すべて同じように茶一色で建てられているそうです。

 

(噴火して灰を噴く火山)

幸運なことに、この日は天気がよかったので桜島の岩肌がくっきり見えました。もくもくと噴く灰や影も、地域住民の方にとっては当たり前の風景なのでしょうか。私はもう二度と見られない景色を見ているような気分でした。

 

(どうしても火山に注目してしまう)

さて、コンビニのお姉さんに会場の場所を聞いて無事に到着!※道中、警備員の方や看板が誘導してくれるのでちゃんと確認できれば迷いません。

 

(開始1時間前の祭り会場)

急ぎすぎて1時間以上前に到着。部隊の上ではゲストステージで登場する方々がリハーサルを行っていました。会場は公園で少し盛り上がるくらいの広さを想像していたのですが、かなり広いです。キャパすごそう……と後日確認してみると、主催者発表によれば約3万4000人が集ったのだそう! そりゃ帰りのフェリー乗り場も混雑します。

明治維新150周年記念「桜島火の島祭り」開催!

(プログラム1. 開会宣言)

斜めから差す日光に耐えながら待つこと1時間。ついに桜島火の島祭りがスタートしました! まずはMBCテレビかごしま4時のメインMCを務める豊平有香アナウンサー下山英哉アナウンサーの登場。テレビに出てる人だ…! と子どもみたいな理由で興奮しながら開催宣言を終えました。

ちびっ子たちの発表と薩摩剣士隼人の戦い

(ちびっこステージ/地域保育園・幼稚園)

まずは、地域保育園と幼稚園生による舞台発表会。最年少は3歳のお子さまもいて、小さな体で懸命に踊ったり演奏したりしていました。それにしても、子どもってこんなに小さかったんだなということと、どんな練習をしてきたんだろう…という自分のニセ親心の芽生えに驚きました。

 

(ちびっこステージ・薩摩剣士隼人VSヤッセンボー)

可愛すぎる子どもたちの発表に心癒されたあとは、鹿児島県で大人気の薩摩剣士隼人によるステージです。失礼ながら私は名前も知らなかったのですが、鹿児島っ子は身を乗り出して隼人さんを見ていました。頭の黄色い部分は、鹿児島県の地形をイメージしているのでしょうか。

隼人さんの登場前、MCのお姉さんが子どもたちに呼びかけます。「負けそうになったら、みんなで『きばれー!』って言ってあげてね!」

なるほど、おそらくきばれ=がんばれだな、と理解した私。鹿児島県に少しだけ馴染めたような気がして嬉しくなりました。

 

(左・薩摩剣士隼人/右・ヤッセンボー)

薩摩剣士隼人へ戦いを挑むのは、ヤッセンボーというキツネ一族の守護神。このヤッセンボーが、隼人さんを見るなり「鹿児島弁ばかり使いやがって。標準語を喋れ!」鹿児島弁で鹿児島弁を否定します。

ヤッセンボーに鹿児島への愛を否定された隼人さんは怒り心頭。いいじゃないか! ということで2人の戦いがはじまります。隼人さんが負けそうになると、子どもたちの「きばれー!」が飛び交い、そのパワーで無事勝利。

ただ、私が理解できたのは戦いの結果だけ。鹿児島弁の訛りが想像をはるかに上回って、戦闘中にどんな会話が交わされていたのかまったくわかりませんでした(笑)。

薩摩剣士隼人の成り立ちなど詳細については公式ホームページで紹介されています。

 

(ミニショー&クイズ大会に西郷どん登場)

ヤッセンボーと隼人さんが仲直りしたあとは、会場の子どもたちも交えてクイズショーを行います。このときに、ドラマ『西郷どん』の主人公である西郷どんのキャラクターが登場。ヤッセンボーとめちゃくちゃ仲良くお話していたのがとても癒されました。

 

(地域芸能ステージ)

さて、ちびっこステージが終わったあとは、地域芸能ステージで日本の伝統ともいえる発表をいくつか見させていただきます。歌唱や盆踊りで、10分前とは違った空気が会場を流れていました。そのなかで唯一、踊りの歌詞に御堂筋という文言が入っていたのがとても嬉しかったです。

ゲストステージには城南海さんが登場!

(桜島で見る夕日)

太陽が傾いて夕日に変わるころ、第1部は無事に終了。ここからはゲストステージです。明治維新150周年という節目を記念して企画・ドラマ化された『西郷どん』。その挿入歌を歌う歌手の城南海さんが生歌を披露してくれました! 私はとてもいいタイミングで6泊7日を選んだのかもしれません。

 

(第2部・ゲストステージ)

夕日に染まる会場と城南海さん、そして美しい声。座り続けてちょっと疲れてきたなあ…という考えも吹っ飛びました。

 

夕日がきれいになってきました」という城南海さんの言葉通り、歌を聴いているあいだに景色がみるみる変わっていきます。同じ夕焼け空ですが、今と15分後ではぜんぜん違う儚い絶景です。

 

(桜島火の島太鼓保存会による演奏)

日本の伝統楽器のひとつでもある和太鼓。そのなかでも、過去に世界進出を果たした栄誉ある団体が桜島火の島太鼓保存会です。

地面を伝って体に、さらに胸の奥に響いてくるような振動が、演奏中絶えず感じられました。これぞ和太鼓の魅力。

 

火山のシルエットも夜の闇に溶け込みそうななか、和太鼓の激しくも繊細な音と拍手が重なります。音楽の時間で大太鼓くらいしか叩いたことのない私ですが、死ぬまでに一度はそれなりに演奏できるくらいまで練習してみたいです。

 

(ゼクシィプロポーズ応援企画)

桜島火の島太鼓保存会のみなさんの演奏が終わると、ゼクシィが提供するプロポーズ応援企画のはじまり! 事前に企画に加わった男性が、何も知らないパートナーを舞台上に呼んで公開プロポーズテレビでよく見るやつだ…!

会場は静まり返って、全員がドキドキするなか愛の告白をする男性。

 

結果は、見事大成功!!!

ひゅ~ひゅ~! おめでとう~! と声援が飛び交うなかで、いよいよ花火大会の幕開けです!

レーザー×約6000発の新感覚花火!

今回の火の島祭りの花火がいつもと違うのは、バックミュージックのほかにレーザーで演出を加えるというもの。上の写真のように、花火と音楽に合わせて色とりどりのレーザー光が空高く放たれます。

 

音楽はどれも有名なものばかりですが、なかでも印象に残ったのが星野源『ドラえもん』。どどどどどどどどどっど~らえもんっ♪ の「んっ♪」のところで、どうやって作ったのか教えてほしいくらい完璧なドラえもんが空に現れました。

上の写真は1発目のドラえもん花火。キョトン顔で横を向いた姿に会場は大笑い。2発目は残念ながら上下逆さまになってしまいましたが、さらなる笑いで楽しい雰囲気に包まれます。そして3発目……

見事!! 完璧中の完璧、200点満点のドラえもんが私たちを見下ろしています! これには会場のみなさんも思わず拍手です。

最後は横を向いたドラえもんが2人重なるかたちになってしまいましたが、みなさんの「おお~!」は思わず1人でニコニコ笑顔になるくらいの盛り上がりでした。ドラえもんの顔がちょっといかついのも見どころ。

打ち上げ時間はぜんぶで約30分。花火の数は約6000発になるといいます。先ほどの夕日を思い出させるような赤いレーザーと、クライマックスの準備をはじめて迫力を増す花火。

そしていよいよクライマックスです。いまいち迫力が伝わらないのが残念ですが、ラスト10秒くらいはほとんど1ヶ所でまとまって、単色の大きな花火が連続で打ち上げられました。そして会場の完成と大拍手。

なぜか涙があふれるという不思議な感覚を、今回の花火ではじめて体験しました。私も涙腺が弱くなるお年頃なのでしょうか。「なぜこんなに心を奪われるのか」は今だ謎で不思議なのですが、来年も見たいなあ、という気持ちになりました。

桜島火の島祭り、よそ者がお邪魔している感じで緊張しましたが、大阪ではぜったいに味わえない雰囲気を楽しむことができました。みなさんも機会があればぜひ参戦してみてくださいね!

桜島火の島祭りの詳細は鹿児島市観光サイトから閲覧可能。